在宅訪問について学生時代の目線と働き出してからの目線を教えてください
学生時代のインターンでお世話になった薬局さんの中には、薬剤師さんと施設などに訪問した際に、薬を置いて帰るだけの薬局もありました。また、医師と一緒にいく場合もあったのですが、少し患者さんのお部屋を周ってという感じでした。
その時から、「もう少し患者さんに時間を使ってゆっくり周っていきたい」と思っていました。
働き出してから施設を担当させて頂いて、患者さんに対してゆっくり時間をかけてお話していく中で、見えてくることや築けてくる信頼関係があります。例えば、患者さんの家に訪問して話していくうちに「その方の生活」が見えてくるので、服薬の指導などもその方に合った伝え方を行っていく必要があると思います。
薬剤師として大切なのはお薬のプロとしての知識・経験と、人としてのコミュニケーション能力だと今は思っています。
働く中で心がけていることを教えてください
薬局での投薬を行う場合には、窓口から患者さんのお名前を呼んで、来ていただくまでの間に“話しやすい空気”をつくることを心がけています。
仕事に慣れるまでは、患者さんのお名前を読んで、来られるまでの間、手元の紙を見ていたのですが、客観的に見るとすごく失礼だなと思ったのです。
そのつもりは無いのですが、患者さんに“来させている”ように見えるのではないかと思いました。そこからは患者さんが立ち上がり、窓口に来られるまでの間に挨拶や笑顔で受け入れることを意識しています。
スマイル薬局の良いところを教えてください
患者さん一人一人に時間をかけさせてくれるところですね。例えば窓口で一人の患者さんに30分ほど話をしている時も、「もう少し早く」なんて言葉はどの先輩からも言われたことがありません。会社として患者さんに尽くす気持ちが強いので皆さんそんな感じです。
僕が大手企業より中小企業への就職を決めたのも、「患者さんにしっかり時間を掛けたい」という思いがあったこともあります。
そして、仕事中に分からないことが出てくると調べる時間も取れます。“聞いた方が早い”という場合もありますが、「自分で調べた方が覚える」ということもあり本を出して調べるようにしています。
そんな、患者さんに時間を掛けれることや、働きやすいところがスマイル薬局の良いところだと思います。